経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
「そう」

 その言葉に司は思う。そうか。舞にも見せないのか。綾音は一人で抱え込んで耐えていたのかな。その心の内が分からなくて思わず舞に質問をした。

「立花だったらどうする?」

「え? 何が? 彼氏が音信不通になったら? 何も言わずに? 半年間? 何ならその前からも連絡が途絶えがちで? 付き合って一年も経ってないのに放置されたらってこと?」

「…うん」

 舞の言葉はぐさぐさ刺さる。けれど全て自分がしでかしたことそのものです。弁解の余地もねえ。

「どうかなー。まぁ、取り敢えず連絡はするし、相手の出方によっては怒る、着信拒否、別れる…辺りかなー。って言うか、その前にそんな男とは付き合わなーい!」

 ばっさり真っ二つにされて、こっちだってごめんだわと言いたかったけれど言える立場には無いので言わなかった。それに、それは自分が求めていた答えだ。反省よりも納得した。

 だよな。それが普通なんだと思う。自分はそれ程のことをやってしまったんだ。変わらない綾音に甘えて元に戻ったように見えるけれど、本当はどう思ってるんだろう。

 そんな司に舞は笑う。

「でも、綾がそうならなかったのも理解はできるよ。上野の頭の中なんて、どうせ仕事と綾しか入ってないんだから。会えないなら当然仕事してるんだろうなって思ってたし?」
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