怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡
第十四章
次に目が覚めたとき、部屋は少し薄暗くなっていた。 熱もさっきより楽で、頭も少しすっきりしている。
ベッドの横を見ると、神崎くんがまだ椅子に座っていた。
「起きたか」 「……まだいたの?」 「いるって言っただろ」 「ほんとにいた」 「疑ってたのかよ」 少し呆れた声なのに、どこか安心したみたいな顔をしている。
「気分は」 「さっきよりまし」 「ならよかった」
神崎くんはそう言って、ペットボトルの水を渡してくれた。 そのあと、わたしの前髪をまた整えるみたいに触れる。
「熱、少し下がったな」 「神崎くんのおかげかも」 「看病の効果?」 「キスの効果」 冗談みたいに言ったのに、神崎くんはぴたりと止まった。
「……それ言う?」 「だめだった?」 「だめじゃねぇ」 「じゃあ」 「帰したくなくなる」
また同じことを言う。 でも今度は、その声が前よりもっと甘かった。
「元気になったら」 神崎くんが少しかがむ。
ベッドの横を見ると、神崎くんがまだ椅子に座っていた。
「起きたか」 「……まだいたの?」 「いるって言っただろ」 「ほんとにいた」 「疑ってたのかよ」 少し呆れた声なのに、どこか安心したみたいな顔をしている。
「気分は」 「さっきよりまし」 「ならよかった」
神崎くんはそう言って、ペットボトルの水を渡してくれた。 そのあと、わたしの前髪をまた整えるみたいに触れる。
「熱、少し下がったな」 「神崎くんのおかげかも」 「看病の効果?」 「キスの効果」 冗談みたいに言ったのに、神崎くんはぴたりと止まった。
「……それ言う?」 「だめだった?」 「だめじゃねぇ」 「じゃあ」 「帰したくなくなる」
また同じことを言う。 でも今度は、その声が前よりもっと甘かった。
「元気になったら」 神崎くんが少しかがむ。