怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡
第十六章
五時間目も六時間目も、いつもより長く感じた。
そして放課後。
クラスメイトたちが部活や委員会で少しずついなくなって、教室はあっという間に静かになる。
美優が帰り際に、意味ありげな笑みを向けてきたのが少し恥ずかしかった。
最後のひとりが教室を出ていくと、扉が閉まる音がやけに大きく響く。
静かだ。
心臓の音まで聞こえそうなくらい。
「……神崎くん」 わたしが小さく呼ぶと、窓際に立っていた彼がゆっくり振り向いた。
夕方の光が差し込んで、その横顔をやわらかく照らしている。
「体調、ほんとに平気か」 最初に聞かれたのはそれだった。
「うん、大丈夫」 「無理してねぇ?」 「してないよ」 「ならいい」
そして放課後。
クラスメイトたちが部活や委員会で少しずついなくなって、教室はあっという間に静かになる。
美優が帰り際に、意味ありげな笑みを向けてきたのが少し恥ずかしかった。
最後のひとりが教室を出ていくと、扉が閉まる音がやけに大きく響く。
静かだ。
心臓の音まで聞こえそうなくらい。
「……神崎くん」 わたしが小さく呼ぶと、窓際に立っていた彼がゆっくり振り向いた。
夕方の光が差し込んで、その横顔をやわらかく照らしている。
「体調、ほんとに平気か」 最初に聞かれたのはそれだった。
「うん、大丈夫」 「無理してねぇ?」 「してないよ」 「ならいい」