夫婦喧嘩する二人


葵くんと共通の友人である、都鳥くんは強豪の名門クラブと契約を結んでる、プロのサッカー選手だ。

高校一年の時に同じクラスで、二年ではクラスが離れて、三年でまた同じクラスになった。


都鳥くんは小学生からサッカーを始めて、中学高校大学でも、サッカーをしていた。

青春を捧げたと言っても過言ではないと思うが、彼女は何人かいたみたい……。

流石、モテ男。


最終的には、サッカーと私、どっちが大切なのと、お決まりのセリフを言われるらしい。


都鳥くんと私は、男女の関係で隠し子なのではと、光が疑われた。

光が生まれて間もない頃、顔を見せに彩ちゃんと都鳥くんと、食事に行った席。

葵くんは仕事で予定が合わなかった。

食事を終えて出て来たところを、記者に撮られて記事になった。

サッカー界のモテ男、都鳥大和に隠し子疑惑か?!

と、変な切り取られ方をして、そんな煽りで。

その場には、彩ちゃんもいたのに。


私は葵くんに、急いで電話した。

葵くんは話を聞くと、抗議の連絡をしてくれて、訂正記事を出させた。



記事を教えてくれた彩ちゃんは、仕事の休憩中に折り返しの電話をして来て、大爆笑していた。

「泉宮がどんな反応してたか、超気になる。」

「至って冷静だったよ。」

「そう、努めて振る舞ってただけでしょ?動揺してようが悟られないの上手だもん、アイツ。」

心の動きを隠すのが天才的、だと。


そんな風に、彩ちゃんは言った。

都鳥くんもそうだが、私よりよっぽど葵くんを見て、思考を理解してる節があった。


私は葵くんに恋をしていて、盲目だから何も見えないのかな……。

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