君の才能ごと、独り占め
23☆月曜日の教室
月曜日の朝。
教室のドアを開けた瞬間、私は少しだけ息をのんだ。
いつもと同じはずの教室。
いつもと同じ机の並び。
なのに今日は、全部が少し違って見える。
土曜日のデート。
帰り道。
夜の通話。
あのあとで恒一くんと顔を合わせるなんて、どう考えても平常心ではいられない。
しかも。
「おはよう、橘さん」
「ねえ、昨日駅前で見かけたって子いたよ」
「やっぱり榊くんと付き合ってるんだ」
席に向かう前から、いくつもの声が飛んでくる。
私は曖昧に笑ってごまかしながら、自分の席へ向かった。
窓際の列。
そして、その隣には。
もう来てる。
恒一くんはいつも通り静かな顔で席に座っていた。
でも私が近づいた瞬間、その目がまっすぐこっちを向く。
「……おはよう」
小さく言うと、恒一くんも低い声で返した。
「おはよう」
たったそれだけ。
それだけなのに、日曜日の夜に大好きって言い合ったことまで全部よみがえって、心臓がうるさくなる。
教室のドアを開けた瞬間、私は少しだけ息をのんだ。
いつもと同じはずの教室。
いつもと同じ机の並び。
なのに今日は、全部が少し違って見える。
土曜日のデート。
帰り道。
夜の通話。
あのあとで恒一くんと顔を合わせるなんて、どう考えても平常心ではいられない。
しかも。
「おはよう、橘さん」
「ねえ、昨日駅前で見かけたって子いたよ」
「やっぱり榊くんと付き合ってるんだ」
席に向かう前から、いくつもの声が飛んでくる。
私は曖昧に笑ってごまかしながら、自分の席へ向かった。
窓際の列。
そして、その隣には。
もう来てる。
恒一くんはいつも通り静かな顔で席に座っていた。
でも私が近づいた瞬間、その目がまっすぐこっちを向く。
「……おはよう」
小さく言うと、恒一くんも低い声で返した。
「おはよう」
たったそれだけ。
それだけなのに、日曜日の夜に大好きって言い合ったことまで全部よみがえって、心臓がうるさくなる。