先生はキケンな許嫁。
♡episode5 嫉妬
「……ふぁ〜……」
夏休み中の朝、私はアラームもかけずに気まぐれに目を覚ました。
リビングに行くと、テーブルにはいつもの先生の作った朝食が置いてある。
「仕事なんだから、いいのに」
先生は夏休み中でも仕事があるらしく、私を起こさなように静かに家を出ていく。
そういうところで、やっぱ先生は大人なんだなと実感する。
朝のコーヒーを飲みながら、スマホを見つめていた。
「よし、先輩に連絡しよ」
そう思った私は、スマホの『拓哉先輩』の文字をタップして電話をかけた。
自分から電話するなんて初めてで、緊張する……