先生はキケンな許嫁。
−−−バタンッ


玄関を飛び出して目から溢れた涙をすぐに拭いた。

あんまり泣いたら先輩に変に思われると思いながらスタスタと駅まで歩く。

変に優しくしないでよ……チャラ男のくせに。




「先輩!ごめんなさい遅くなって」

「ううん!急に誘ったの俺だから」

私たちは先輩の家の方向、うちとは逆方向に歩き出す。

改めて泊まることを思い出した私は、胸の鼓動が鳴り止まないのと、なんだか罪悪感を感じた。



「なんか買ってく?」

先輩の一言で私達はコンビニに入った。



〜♪ピッ  

「ここは私が払いますから」

「いや俺が誘ったんだから、ダメだよ白石は」

「でもさっきのファミレスでも払ってもらったし…」

「いいの!」


そう言って先輩は横からサッと電子マネーで支払いを済ませてくれた。


この人って本当にいい人なんだな。


尽くしてくれるし、どっかの誰かさんと違って浮ついたり、フラフラしたりしないし。


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