先生はキケンな許嫁。


部屋に入りすぐに着替えた私はベットに埋まる。

シャワーにも入りたかったけど、もう何もする気になれなかった。


「美織ちゃん」

寝室の前から先生の声が聞こえる。


「入ってもいい?」

「………入れば」



ガチャッ


先生と目を合わせることができない私はずっとスマホを見ているふりをした。

「なんで怒ってるの?俺またなんかした?」

「………」


どうしよう。華さんといる所を見てしまった事、言うべきなのか……黙ってるべきなのか。


「蒼井くんの家行くって言ってたのに、GPSみたら、美織ちゃんマンションの下にいたから、それで…」


「……嘘つき」


「え?」


「だから……嘘つき!華さんともう会わないって言ったのに……っ…」


「え?華……?」


「見たの!もう先生なんて信じられない」


「あぁ、それは違う!あれは……」


「もう無理!!先生なんてだいっきらい!あっちいってよ!!」



触れてきそうで、触れてこない先生に、わたしは大声で怒鳴った。


自分でもどうかしてると思う。


こんなにムキになって、大声を出して……。






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