先生はキケンな許嫁。

「予定前倒しして、今日はこのあと水族館に行くから、明日からの予定も変更なー」

先生の一言に、楽しみにしていた生徒たちの声がざわつきはじめる。

「明日からはどうなるんですか?」

「部屋で待機になるだろうなぁーこの天気じゃ」

奈々の質問に答える先生。

その時左手をぎゅっと握る感触がした。

周りにはバレないように斜め後ろに隠しながら、私の手を握る先生。

「………ねぇ」

「しーっ」

さすがにまずいと思ったわたしは先生の顔を横目でチラッと確認した。

先生はイタズラにクシャっと微笑んでそのままずっと手を離さない。


私は高鳴る胸の鼓動を抑えながら、


この手を離して欲しくない…そう思った。






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