17歳。〜ずっと春な一年〜

第1話 始発。

あたしは村一番の冴えない女子高生かしこまりこ!今日も退屈な学校生活乗り切るぞ!

(通学のために駅のホームへ移動するシーン)

ガタンゴトーン、ガタンゴトーン。

八時零分の電車が過ぎちゃったよー!今日はもう電車来ないから遅刻確定だよぉ。

(通学のために駅のホームから降りるシーン)

ガタンゴトーン、ガタンゴトーン。

あれれ、不可思議だよ?

キキーーーーッ!!

(線路の上にタイプのイケメン現る)

「お前がそんなツラ見せんじゃねーよ」

トゥンク

なにこの気持ち、胸がゾワゾワってして、肌がドパドパっとして、胸の鼓動が鳴り止まない。これはもしかして。お母さんの言っていた恋なのかなぁ。あたしにも春が来たよお母さん!!

「ごちゃごちゃ言ってねーで早く背中乗れ」

(イケメンの背中に座り込むシーン)

彼の背中は地面に水平に維持されていて快適に移動できている。

「乗り心地はどうだ?」

イケメンが大きな声で問いかけてくれた!なんてお返事しようかな。

んー足音がもう少し静かなら完璧かもねー(笑)

(線路上を爆速で駆け抜けているシーン)

えっ、無視されている。

「質問に答えろよ」

あたし答えたのに!ひどいよこの男ぉ、、恋冷めちゃったかも。

って!ちょっと前見て!電車と玉突き事故しちゃうーーーー。

ドッカーーーン

目の前一面が鮮やかな赤に染まっている。電車のお尻は大きく凹み、撮り鉄たちは思わぬハプニングに暴れくるっている。それでもイケメンの姿勢は維持されたまんまだ。ケガしてないかな?

「ちっとも痛かねーよ」

あたし、この男すき。
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