Office Battle!不満だらけの女たち
第二章 有賀七海の場合
準備をして応接室に向かった。
打ち合わせに少し時間がかかっちゃったわ。
田川さんを待たせたくなかったんだけどな。
でも、少し待たせたほうが、私の印象が強く残るかも。
応接室のドアをノックしてから開く。
あっという顔をして振り向いたのは坂下心愛。
もしかして、田川さんにアプローチでもしてたのかしら。
「すみません。お待たせしました」
とりあえず、田川さんに挨拶をした。
坂下さんは、「失礼しました」と小さな声で言って、そそくさと出て行ってしまった。
「おはようございます。今日も宜しくお願い致します」
ちんと立ち上がって挨拶をする田川さん。
「どうぞお座り下さい。
こちらこそ、遅れてしまい、申し訳ありませんでした」
「いいえ、お忙しいでしょうから、気になさらないで下さい。
待つのも営業の仕事です」
爽やかな笑顔。
この人って、なぜか嫌味なところがないのよね。人当たりが良いっていうか。
実は、密かに気になってる存在。
同年代だし、広告代理店にありがちな軽さもないし、謙虚で、それにレスポンスが凄く早いし。
しかも、今彼女がいないらしいし。
もしかしたら、坂下さんも田川さんを狙っているのかもしれない。
坂下さんは良く気がつくし、まあ派遣としては使えるほうだとは思うけど。
でも、抜け目ない感じがあって、油断できない。
あわよくば、高収入の男捕まえて玉の輿、なんて考えていそう。
打ち合わせに少し時間がかかっちゃったわ。
田川さんを待たせたくなかったんだけどな。
でも、少し待たせたほうが、私の印象が強く残るかも。
応接室のドアをノックしてから開く。
あっという顔をして振り向いたのは坂下心愛。
もしかして、田川さんにアプローチでもしてたのかしら。
「すみません。お待たせしました」
とりあえず、田川さんに挨拶をした。
坂下さんは、「失礼しました」と小さな声で言って、そそくさと出て行ってしまった。
「おはようございます。今日も宜しくお願い致します」
ちんと立ち上がって挨拶をする田川さん。
「どうぞお座り下さい。
こちらこそ、遅れてしまい、申し訳ありませんでした」
「いいえ、お忙しいでしょうから、気になさらないで下さい。
待つのも営業の仕事です」
爽やかな笑顔。
この人って、なぜか嫌味なところがないのよね。人当たりが良いっていうか。
実は、密かに気になってる存在。
同年代だし、広告代理店にありがちな軽さもないし、謙虚で、それにレスポンスが凄く早いし。
しかも、今彼女がいないらしいし。
もしかしたら、坂下さんも田川さんを狙っているのかもしれない。
坂下さんは良く気がつくし、まあ派遣としては使えるほうだとは思うけど。
でも、抜け目ない感じがあって、油断できない。
あわよくば、高収入の男捕まえて玉の輿、なんて考えていそう。