Office Battle!不満だらけの女たち
「おっはよ~」

待ち合わせのトールカフェに愛がやっと来た。

「遅い」

「遅くないわよ。ほら、ジャスト」

確かに、今11時になったところ。
でも気が急いて、15分も前に着いちゃったんだもん。

「飲み物買ってくるね」

「どこまでももったいつけるのね…」

仕方ないから、朝食代わりに頼んだベーグルを食べて待つ。

「おっまたせ~」

「で、昨日どうだったの?」

「昨日?んっふっふ~。山内さんといい感じになってきたわよ~」

「そうじゃなくて!田川さんのこと!」

「何?私の話は聞いてくれないの?」

「聞くから!あとでいくらでも。
でも、とにかく先に田川さんの話聞かせて。お願いっ。このとーり!」

手を合わせて愛に拝んだ。

「わかったわよ。もう、惚れ込んじゃってるわけね」

愛はフレッシュジュースを一口飲んでから、やっと昨日のことを話してくれた。

「結論から言うと、心愛の気持ち、山内さんにはバレバレだったわよ」

「うそ!」

ええ!どういうこと!?

「私が心愛の話題出す前に、『坂下さんって、もしかして田川に気があるの?』って聞かれたのよ」

「え?うそだぁ…」

涙。
そんな露骨に態度に出てた?

「だから、『そう思います?心愛からは何も聞いてないんですけど、私もそうじゃないかなって思ってたんです』って言ったの」

「……」

やだやだ。
もう言葉も出ない。
私、そんなモロバレで見え見えな女だったの?
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