きみの居ない春を、まだ知らない
ずっと


そう思っている玲奈に


これから自分が言う言葉は


全部嘘になる


「玲奈」


「なに?」


湊は一度だけ目を閉じた


「もう、会わないほうがいいと思う」


玲奈の表情が止まった


「……え?」


その顔を見た瞬間


言わなければよかったと思った


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