きみの居ない春を、まだ知らない
大切なことになると、湊は何も言わない


取材を終える


玲奈がノートを閉じたときだった


「玲奈」


名前を呼ばれた


その一言で、仕事の空気が崩れた


玲奈は顔を上げる


「……何」


湊は少し迷っているようだった


「このあと、時間ある?」


「少しなら」


「コーヒー飲まない?」


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