きみの居ない春を、まだ知らない

第三話 砂糖ひとつ






ギャラリーから少し歩いたところに、小さな喫茶店があった


湊がドアを開ける


カラン、とベルが鳴った


「ここ、よく来るの」


玲奈が聞く


「今日が初めて」


「じゃあ、なんでここ」


「なんとなく」


玲奈は思わず笑った


「昔から変わらないね」


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