きみの居ない春を、まだ知らない
その夜


ベッドに入ってからも


玲奈の耳には、湊の声が残っていた


また会いたい


たったそれだけの言葉なのに


八年間閉じていた何かが


ほんの少しだけ開いた気がした
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