きみの居ない春を、まだ知らない
「それだけは、今なら許す」


湊が顔を上げる


「本当に?」


「うん」


「ありがとう」


「でも」


「うん?」


「もう勝手に私の人生を決めないで」


湊は頷いた


「約束する」


二人は並んで歩き出した


昔の家があった場所を離れて


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