きみの居ない春を、まだ知らない
父親の会社がなくなった


借金もあった


母親は泣いていた


弟はまだ何も分かっていなかった


そんな家族を置いて


自分だけ好きなことをするなんて


できなかった


それでも


玲奈だけは連れて行きたかった


何度もそう思った


一緒に来てほしい


そう言えばいい


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