孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする
シアはビューテイに乗ってダルの家まで行く事にした。

ビューテイとロンバスを会わせてあげるためだ。

途中ホースセンターによってビューテイが勝手に抜け出したことをマイクに謝った。

そしてダルの家に行ってロンバスに会わせたら帰って来ると伝えておいた。

ダルは今日は設計士との打ち合わせだと言っていたので、シアはロンバスの厩舎にそのまま向かった。

ビューテイもロンバスも嬉しそうにじゃれあっている。

ロンバスのいななきが聞こえたのだろうダルが家の中から出て来た。

「シア、どうしたんだ」

シアはいきさつを話してロンバスとビューテイを湖まで連れて行っていいかと聞いた。

「せっかくシアが来たのなら設計士に紹介したいんだけど、大体の案の設計図も持ってきてもらっているから今シアが見てくれれば助かるんだ」

「わかったわ。マギーに店番を頼んでいるからそんなには長くいられないけど、ビューテイは隣の厩舎に入れて置けばいい?」

「うん、ロンバスと一緒でもいいよ。広い馬房だから二頭でも余裕だ」

シアはビューテイをロンバスの馬房に入れてダルに連れられて設計士に会いに行った。

設計士は図面を見ながら説明してくれてとても充実したプランに満足だった。

一階には小さなキッチンと一部が吹き抜けになったリビングとダイニングを一緒にしたよう開放的な空間があった。

開口はアーチになっていたり、木やレンガも使われていて暖かい女性らしい仕様になっている。

二階には二人の部屋ともう一部屋客室がある。

ただ各部屋にバスルームがついている必要はないと言って、バスルームは別に一つにしてもらった。

そうすることで部屋が少し広くなる。

客室だけはバスルームはそのままにしてもらった。

2人の部屋にはかなり広いウオークインクローゼットまで付いている。

二人ともそんなに衣装持ちではないので、普通のクローゼットで充分だと言ったのだが、余裕で作れるのだから広い方がいいだろうと言う事でそのままになった。

設計士はそれならウオークインクローゼットに化粧コーナーを作るのはどうかと言った。

手を洗えるような小さな手洗いボールもつけて作り付けるのだそうだ。

それなら使いやすそうだ。

二人も喜ぶだろう。

設計士はシアが言った事をささっとパソコンで直して印刷してくれた。
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