夫が出戻りの幼馴染と「焼け木杭に火がついた」と浮気していたので、そのまま燃やしてしまってもいいですよね?
「もういいわ。もう」
「アリア」
「焼け木杭に火がついた? それならもう、いっそ燃えて?」

 私は無詠唱で、炎を生み出す。
 
「え、な!」

 夫たちのことなど構うことなく、それを一気に投げつけた。

 二人の悲鳴と、大きな爆発音。
 一気に屋敷内が騒がしくなる。

 駆けつけた使用人たちも、裸でベッドにいる二人を見つけ、また違う悲鳴を上げていた。

「な、何をやっているの! 誰か、誰か衛兵か騎士を呼んでちょうだい。嫁がおかしくなってしまったわ」

 部屋に駆けつけた義母は、夫たちのことなど無視して私を非難する。

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