嫌いなキミの優しさ
第1話 嫌いな人
「伊織って、ほんっと嫌な奴!」
私は教室の真ん中で叫んだ
「はいはい」
目の前の男子――伊織は、いつものように面倒くさそうに私を見る
「何その態度!」
「だって花音、毎日同じことで怒ってるじゃん」
「誰のせいよ!」
「俺」
「分かってるなら直してよ!」
私が睨むと、伊織は小さく笑った
< 1 / 39 >
メニュー
第1話 嫌いな人