嫌いなキミの優しさ

12話 避ける






次の日から、私は伊織を避けた。


恥ずかしかった。


どう接すればいいのか分からなかった。


伊織も、そんな私に気づいたらしい。


「花音」


「な、何?」


「最近、俺のこと避けてる?」


「避けてないよ!」


「……そう」


伊織の表情が少し寂しそうに見えた。


その顔を見て、胸が痛くなった。

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