君の好きな人は、私でした
忘れ物をしたら貸してくれる


分からないことがあれば教えてくれる


特別に意識したことなんてなかった


私にとって柊真は、ずっと近くにいる友達だった


放課後


教室にはほとんど人が残っていなかった


私は鞄に教科書を詰めながら、窓の外を眺めた


夕方の空が赤く染まっている


「優花」


後ろから呼ばれて振り返る


柊真が自分の鞄を肩にかけて立っていた


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