君の好きな人は、私でした
その人のために
翌朝、教室に入ると、柊真はまだ来ていなかった
私は自分の席に鞄を置き、窓の外を眺めながら昨日のことを思い出していた
もし、柊真の好きな人が私だったら
そんなことを考えた自分が恥ずかしくなって、私は慌てて首を振った
「ないない」
誰もいない教室で小さく呟く
柊真とはずっと友達だ
一緒にいる時間が長いから、私に優しくしてくれるだけ
それに、柊真が私を好きだなんて考えるほうがおかしい
メニュー
その人のために