君の好きな人は、私でした
「誰なのよ、その好きな人」


その言葉を口にした瞬間、自分でおかしくなって笑ってしまった


まるで自分が、その人を羨ましがっているみたいだった


翌日


朝から雨が降っていた


私は玄関で靴を履きながら、空を見上げる


傘を持って家を出る


学校へ向かう途中、前から走ってくる人影が見えた


「優花」


柊真だった


「おはよう」


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