いちご色の恋予報♡
9☆甘すぎ体育祭
体育祭当日。
校庭は朝から熱気でいっぱいだった。
クラスごとの応援旗。
響く音楽。
走り回る生徒たちの声。
いつもの学校なのに、今日は全部が少し特別に見える。
いちかは赤組のハチマキを結びながら、落ち着かない胸を押さえていた。
体育祭はにぎやかな行事だからこそ、離れたクラス同士でも目が合いやすい。
それだけでうれしい反面、今日は莉久がいつも以上に目立っていた。
リレーの選手に選ばれている莉久は、朝から女子たちの視線を集めている。
走る姿がかっこいい。背が高い。無口でクール。
そんな声が聞こえてくるたびに、いちかは少しだけそわそわした。
けれど、莉久はそんな視線なんて気にしていないみたいに、何度もいちかのほうを見ていた。
そのたびに目が合う。
それだけで、胸が甘く熱くなる。
午前の競技が進み、いよいよ借り物競走の時間になった。
校庭のあちこちから歓声が上がる。
何を引くか分からないその競技は、毎年かなり盛り上がるらしい。
「次、神谷くんだよね」
友達に言われて、いちかは思わずトラックのほうを見る。
スタート位置に立つ莉久は、いつもより少しだけ真剣な顔をしていた。
ピストルの音と同時に走り出す。
速い。あっという間に札のところまでたどり着く。
校庭は朝から熱気でいっぱいだった。
クラスごとの応援旗。
響く音楽。
走り回る生徒たちの声。
いつもの学校なのに、今日は全部が少し特別に見える。
いちかは赤組のハチマキを結びながら、落ち着かない胸を押さえていた。
体育祭はにぎやかな行事だからこそ、離れたクラス同士でも目が合いやすい。
それだけでうれしい反面、今日は莉久がいつも以上に目立っていた。
リレーの選手に選ばれている莉久は、朝から女子たちの視線を集めている。
走る姿がかっこいい。背が高い。無口でクール。
そんな声が聞こえてくるたびに、いちかは少しだけそわそわした。
けれど、莉久はそんな視線なんて気にしていないみたいに、何度もいちかのほうを見ていた。
そのたびに目が合う。
それだけで、胸が甘く熱くなる。
午前の競技が進み、いよいよ借り物競走の時間になった。
校庭のあちこちから歓声が上がる。
何を引くか分からないその競技は、毎年かなり盛り上がるらしい。
「次、神谷くんだよね」
友達に言われて、いちかは思わずトラックのほうを見る。
スタート位置に立つ莉久は、いつもより少しだけ真剣な顔をしていた。
ピストルの音と同時に走り出す。
速い。あっという間に札のところまでたどり着く。