高校時代の同級生にしっかりと溺愛されていました
今日は高校時代の同級生の集まりだが、
これより大規模な集まりは社会人になってから誰と言うこともなくはじまって、
メンバーは入れ替わりながら、ほぼ毎年都内で開催している。
大学進学を機に東京に出てきたり、社会人になって東京に出てきたり、
みんな地元の静岡を出て、それぞれ東京や近郊でがんばっている。
一方で、東京の会社を辞めて地元に帰った友人。
転勤で異動になり、地方に移った友人もいれば、東京に戻ってきた友人もいる。
パートナーの転勤で外国に行った友人。
東京にはいるはずだけど、連絡が取れない友人など。
いろいろな話を直接的間接的に聞いていたけれど、改めて聞くと、本当に人生はいろいろだ。
けれど、私はこの10年変わらないなぁとぼんやりと思う。
私がその同窓会に最後に参加したのは社会人になって2年目だった。
2年目の集まりで、参加者の間にぎこちない空気が流れて、疎遠になっていた。
それからもう8年になる。
今日、8年ぶりの参加を決めたのは、4人という小規模なこともあるけど、
何よりテーブルの向こうでこちらを笑顔で見つめる潤くんが来るって聞いたから。
直美ちゃんにLINEで誘われて、迷いながらも好奇心が勝って参加したいと返事をした。
「潤くんは5年ぶりぐらいの参加でしょ?優子ちゃんは?」
いつもみんなの中心になって声をかけてくれる直美ちゃんが聞いてくる。
「私は、8年参加してないかなぁ。」
「そうそう。確かあの時、山口君が暴れたんだよね。
浪人が決まった直後とかで乱入してきてさ、ほんと迷惑だったわ。
あれから、優子ちゃんが参加しなくなったのよ。
みんな絡まれて大変だったもんね。」
研くんはその場にいたから、欠席していた潤くんに説明するように研くんと直美ちゃんが話す。
考えたら、私を含めて研くんも潤くんも、あまり積極的に同窓会に参加するタイプではない。
「医学部に進学しなきゃいけないストレスだったよね。」と山口君の話が続く。
「親は選べないとはいえ、大変だよな。
うちは普通の会社員で良かったよ」と研くんが言えば、
「うちも、基本自由で助かった」と直美も呼応する。
「あの後、山口君、めちゃくちゃ反省してた!
その次の年に愛知の私立の医学部に合格したらしいよ。
あれから8年なら、今頃どっかで先生してるのかな。」
「県内の大学病院にいるって聞いたよ。修行中だろうな。あの短気さは治さないとな。」
研くんと直美ちゃんの2人がおしゃべりしているのを、潤くんが優しく微笑んで見守っている。
なんだか高校時代に戻ったみたいだ。
目を閉じれば、制服姿の4人で、放課後に教室に残って話している絵が見えるようだ。
教室だけじゃない、放課後や夏休み、グラウンド、公園、少し遠出した海岸沿いで、いろんな話をした。
何を話したかなんて覚えてないけど、私にはかけがえのない時間だった。
これより大規模な集まりは社会人になってから誰と言うこともなくはじまって、
メンバーは入れ替わりながら、ほぼ毎年都内で開催している。
大学進学を機に東京に出てきたり、社会人になって東京に出てきたり、
みんな地元の静岡を出て、それぞれ東京や近郊でがんばっている。
一方で、東京の会社を辞めて地元に帰った友人。
転勤で異動になり、地方に移った友人もいれば、東京に戻ってきた友人もいる。
パートナーの転勤で外国に行った友人。
東京にはいるはずだけど、連絡が取れない友人など。
いろいろな話を直接的間接的に聞いていたけれど、改めて聞くと、本当に人生はいろいろだ。
けれど、私はこの10年変わらないなぁとぼんやりと思う。
私がその同窓会に最後に参加したのは社会人になって2年目だった。
2年目の集まりで、参加者の間にぎこちない空気が流れて、疎遠になっていた。
それからもう8年になる。
今日、8年ぶりの参加を決めたのは、4人という小規模なこともあるけど、
何よりテーブルの向こうでこちらを笑顔で見つめる潤くんが来るって聞いたから。
直美ちゃんにLINEで誘われて、迷いながらも好奇心が勝って参加したいと返事をした。
「潤くんは5年ぶりぐらいの参加でしょ?優子ちゃんは?」
いつもみんなの中心になって声をかけてくれる直美ちゃんが聞いてくる。
「私は、8年参加してないかなぁ。」
「そうそう。確かあの時、山口君が暴れたんだよね。
浪人が決まった直後とかで乱入してきてさ、ほんと迷惑だったわ。
あれから、優子ちゃんが参加しなくなったのよ。
みんな絡まれて大変だったもんね。」
研くんはその場にいたから、欠席していた潤くんに説明するように研くんと直美ちゃんが話す。
考えたら、私を含めて研くんも潤くんも、あまり積極的に同窓会に参加するタイプではない。
「医学部に進学しなきゃいけないストレスだったよね。」と山口君の話が続く。
「親は選べないとはいえ、大変だよな。
うちは普通の会社員で良かったよ」と研くんが言えば、
「うちも、基本自由で助かった」と直美も呼応する。
「あの後、山口君、めちゃくちゃ反省してた!
その次の年に愛知の私立の医学部に合格したらしいよ。
あれから8年なら、今頃どっかで先生してるのかな。」
「県内の大学病院にいるって聞いたよ。修行中だろうな。あの短気さは治さないとな。」
研くんと直美ちゃんの2人がおしゃべりしているのを、潤くんが優しく微笑んで見守っている。
なんだか高校時代に戻ったみたいだ。
目を閉じれば、制服姿の4人で、放課後に教室に残って話している絵が見えるようだ。
教室だけじゃない、放課後や夏休み、グラウンド、公園、少し遠出した海岸沿いで、いろんな話をした。
何を話したかなんて覚えてないけど、私にはかけがえのない時間だった。