無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
「私の方こそごめんなさい。そうだよね、せっかくまた仲良く話せるようになったんだもんね」
もう言わないから、とニコッと笑顔を作りながら私の心では反省ばかりが流れていた。
(もっとちゃんと考えて言えば良かったよね)
(私から煌也くんに距離を取るんじゃ先生としてあり得ないし)
(プロでもなんでもないんだから、せめてもっと考え抜いて話すべきだったに決まっている)
そんな思考を巡らせて少しの間だけ黙ってしまった私の顔を、煌也くんが心配そうに覗き込んだ。
「藤香ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん! 全然大丈夫!」
「本当に?」
「もちろん。それより今日は何から勉強……」
その言葉は途中で言えなくなった。
気付いたら、先ほど離してくれたはずの腕がもう一度掴まれて……いつの間にか私はソファに寝転んで、煌也くんの顔が目の前にある。
煌也くんが私を押し倒している。
「煌也くん!?」
「藤香ちゃん、反省してたでしょ」
「っ!!」
「それくらい分かる。藤香ちゃんは真面目だから。だから、ちゃんと聞いて。今の話で藤香ちゃんが悪いところなんて一つもない」
「でも、私は一応教育係としての責任が……」
無意識に言い返そうとして、我に返って言葉を止める。
もう言わないから、とニコッと笑顔を作りながら私の心では反省ばかりが流れていた。
(もっとちゃんと考えて言えば良かったよね)
(私から煌也くんに距離を取るんじゃ先生としてあり得ないし)
(プロでもなんでもないんだから、せめてもっと考え抜いて話すべきだったに決まっている)
そんな思考を巡らせて少しの間だけ黙ってしまった私の顔を、煌也くんが心配そうに覗き込んだ。
「藤香ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん! 全然大丈夫!」
「本当に?」
「もちろん。それより今日は何から勉強……」
その言葉は途中で言えなくなった。
気付いたら、先ほど離してくれたはずの腕がもう一度掴まれて……いつの間にか私はソファに寝転んで、煌也くんの顔が目の前にある。
煌也くんが私を押し倒している。
「煌也くん!?」
「藤香ちゃん、反省してたでしょ」
「っ!!」
「それくらい分かる。藤香ちゃんは真面目だから。だから、ちゃんと聞いて。今の話で藤香ちゃんが悪いところなんて一つもない」
「でも、私は一応教育係としての責任が……」
無意識に言い返そうとして、我に返って言葉を止める。