赤い糸。



いつも通りの時間に


寝ようと


ベッドに入ろうとした時



〜♪〜♪〜♪



『眠いし無視。』



〜♪〜♪〜♪



『電話やな。』



『だれやろ?』



ケータイの画面を見て驚いた。


『こばやし』



『え?
なんで?』


ドキン。


『どーしよ。』


『なんやろ。』


あれこれ考えてるうちに


電話は切れてしまった。




『なんやったんやろ。』


わたしは

柄にもなく

かけ直す勇気も出ず


ただ、ドキドキしていた。


寝れずに


朝を迎えてしまった。


『はぁ。寝れんかった...』

『昨日の

電話はなんやったんやろ。』


ずっと気になってたから


やっとメールをしてみた。


『昨日電話した?

どーしたん?

寝てた。ゴメンね。




ドキドキして


出れんかった


なんてゆわずにね。





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