好きなんですっ、先生!
スーツかジャージ姿しか見たことのない、先生の私服姿だもん。
「お~い、どした?」
先生は私の目の前で、手をブンブン振ってきて。
ハッと我に返った。
「先生…かっこよくて、私もう無理かも…」
心臓が止まって、今から緊急搬送されるかもしれない。
…だだ、だめだ。
そんなことになったら、せっかくのデートが…!
「じゃあ、行くのやめるか?」
「…や、やだ!!行く!助手席乗っちゃお~っと!」
私は慌てて車の助手席に乗った。
車内は、いつもの先生の石鹸の香りが漂っていて。
わぁ~…初めての助手席だよ、嬉しすぎる~。