好きなんですっ、先生!
「神崎、今日合格発表の日だよな?」
私に気が付いた先生がこっちを向いた。
「あ、うん。」
先生と一緒に封筒開けようと思ってたんだよ。
だからここに来たのに。
「今日くらい、ふーくん譲ってよ。いつも補習の時2人きりにさせてあげてるでしょ。」
「それは…」
確かに萌ちゃんの言う通り、最近補習は2人きりだったよ。
…でもそれとこれとは、話しは別だもん。
「わ、わたしも先生に用があるの…」
しかも今日はクリスマスだよ。
聖なる夜に先生と萌ちゃんを2人きりにさせるとか…
絶対嫌だよ。
お互い1歩も譲らない。
私は職員室の入口で、立ち尽くしていることしかできなくて。