好きなんですっ、先生!
「あのね、朝倉くんとは付き合えないんだ。遅くなっちゃってごめんなさい。」
すると朝倉くんは微笑んでいて。
な、なんでそんなに笑ってるんだろう。
「うん、わかってたよ。悔しいけど、椎名先生には勝てなかったな~」
「私なんかを好きになってくれて、本当にありがとう。」
本当に本当に、ありがとうだよ。
勉強も、スキーも教えてくれた朝倉くん。
幸せになって欲しいって心から思ってるんだよ。
「幸せにならないと俺、怒るからね?まぁなんかあったら、いつでも待ってるけど。」
「朝倉くんこそ、幸せになってね。ううん、てか絶対なれるよ!!」
好きな人に振られるって辛いはずなのに。
朝倉くんは最後まで笑っていてくれたんだ。
「ほら、行くとこあるでしょ?行ってきな!」
背中をポンっと押されて。
私は走り出した。