好きなんですっ、先生!

「うわぁ、何あの子めっちゃかわいい」

「君どこ高?ライン教えて!」


なんだか廊下が騒がしい気がした。






目線の先には廊下からひょこっと顔を出した、綺麗な女の人。

いや…少し大人っぽいけど同い年くらいにもみえる。




「ふーくん、いる?あ、椎名冬希!」



教室を覗いているのは、背が高くて白ベースにピンクの花柄のワンピースを着ていて。

クルクルに巻いた茶色いロングの髪に、真っ白なお顔のお人形さんみたいな人だった。



「ふ、ふ、ふーくん…?」

私は唖然とした。




「そっ!…あ、いた~」



廊下から教室に入ろうとする、先生のもとに駆け寄ったと思ったら。



「会いたかったよ~ふーくん」


とか言って、先生の体に巻き付くように…抱きついています。

せっかく春が来ると思っていたのも束の間。









……神崎祐奈、大ピンチです。
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