溺愛、しないで


「えー?確かにめちゃくちゃ可愛いっスけど、こんなガキナンパするなんて、青島さん病院生活でおかしくなっ、っだ!!」


俺のボディーガード、狭川銭次(きょうがわせんじ)の口を引っ叩いて黙らせる。


「ナンパじゃねえ。一千映は俺の彼女だ」


「……てか外出許可なんてまだジーさんから出てないんスから!勝手に出てきたのがバレたら俺が怒られるっス!」


「じゃあ戻ってやるから、一千映も一緒に連れてこい」


「え?い、いや、私ほんとに知らな」


「こんなガキ、連れ帰ってどうするつもりスか」


「さっきこいつにぶつかられた。あー骨折れてるところに当たってめちゃくちゃ痛かったなあー」

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