*主役じゃなくても*


『そうなんですか。

あっ、じゃぁ、私もトナカイやってもいいですか?』


「えっ!なんで?」


『だって、雪夜さんがサンタの仕事をスラスラ出来るようになったら、私にも可能性があるんですよね?』


「まぁ、そうだね。」


『だったら、人手は多い方がいいじゃないですか。

それに冬斗もトナカイで、家族みんなでやるクリスマスパーティーに私だけポツンと1人でご飯食べてるぐらいなら、そのほうがいいかなって。』


「そっか。うん。ありがとう。

おじいちゃんに相談しておくよ。」


『はい!』


はぁ〜。振られちゃった。
すっごくショックなんだけど…



――――――――――あっ!!







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