『幼馴染と同居はじめました。』〜日向〜
スピーカーから聞こえてきたのは、いつも通り低くて静かな、どこか冷ややかな蒼空の声。

「あ、蒼空!? ごめん急に! 今うちの親から聞いたんだけどさ、同居の話! 蒼空だって迷惑だろ!? 俺、今から親に文句言って断るから──」

『……迷惑じゃない』

「え?」 

てっきり「断れ」と言われるかと思ったのに、返ってきたのは意外すぎる言葉だった。

『別に、お前なら迷惑じゃない。……むしろ、来てくれた方が嬉しい』

「そ、うなの? 蒼空が良いなら、俺は助かるけど……」

『うん。楽しみにしてる。……じゃあな』 

ぷつり、と電話が切れる。 

拍子抜けした俺は、「そっか、蒼空も一人は寂しかったのかな」なんて、

この時はまだ呑気なことを考えていた。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

『幼馴染と同居はじめました。』〜蒼空〜

総文字数/1,290

恋愛(純愛)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー クール系執着幼馴染 瀬名 蒼空  Sena Sora ✕ 無自覚ピュアわんこ 一ノ瀬 陽向 Ichinose Hinata - 「お前、学校でも家でも、どうしてそんなに無防備なんだよ……」 諸事情により、高校生活の始まりと同時にルームシェアをすることになった幼馴染の蒼空と陽向。 朝は一緒に起き、同じ制服を着て登校し、家では隣同士で過ごす毎日。 陽向にとって蒼空は、世界で一番信頼できる「大親友」 ……だったはずなのに。濡れた髪で近づいてきたり、ベッドで寝惚けて抱きついてきたり。 学校で見せるクールな姿とは違う、家での蒼空のふとした男らしさに、 陽向は「親友」の境界線を意識せずにはいられなくなっていく。 一方、蒼空は昔からのクソデカ感情(片思い)が限界突破寸前で――!? ──「……陽向、そんな顔すんな。これ以上、ただの幼馴染のフリはできない」 【クール執着男子 × 無自覚わんこ男子】 じれったくて甘酸っぱい、ふたりの長期同居連載スタート! ※こちらは蒼空目線です
『付き合ってない、たぶん』上

総文字数/49,128

恋愛(純愛)132ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  柊 蓮  Tatibana Ren  × 橘 春  Tatibana Haru ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「……近い。近すぎる。これ、普通に心臓に悪いからな!?」 男子校サッカー部のエースで超絶イケメンの幼馴染・蓮(れん)。 「ただの親友のスキンシップだから」って顔で、毎日当たり前のようにべったりくっついてくる。 パンのあーんは日常茶飯事、丸椅子がガタつくからって膝の上に座らせてくるのは、流石にバグってないか!? 周りから「付き合ってんの?」って聞かれるたびに、「幼馴染だぞ!」って全速力で否定するけれど。 ぶっきらぼうだけど実は赤面しっぱなしのハルと、 ポーカーフェイスの裏でハルを好きすぎて悶絶している蓮。 強がりな防壁(ツン)が崩れたとき、無自覚な二人の距離感バグは、甘々すぎる恋に変わる。 ※AIを使用しています ご了承ください
アンケート企画「強がりの嘘」

総文字数/5,870

恋愛(純愛)17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
【📣あなたの妄想が叶う!?新作ストーリーアンケート企画!!】 この物語は、野いちご掲示板で開催した企画にて、 「おたま」様からいただいた素敵なお題をもとに執筆した短編小説です! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 藍香 覇犁 aikao haruki JC3       ✕(恋人/幼馴染) 圸穂 魅杷 maho mihaki FJK       ✕(幼馴染) 夏月 帆稀nanazuki homare ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 高校生になり、急に遠くなってしまった大好きな彼氏、魅杷。 会えない寂しさを隠して「物分かりの良い彼女」を演じていた私は、 もう一人の幼馴染・帆稀にだけ、その胸の内をこぼしていた。 けれど、雨の放課後。 図書室での予期せぬアクシデントが、私たちの運命を狂わせる。 重なる唇、奪われたキス。 そして、それを最悪のタイミングで魅杷に見られてしまって――。 すれ違う心、隠されていた恋心。 幼馴染3人の、切なすぎるすれ違いラブストーリー。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop