綺麗な花には毒がある。
俺だけ振り回されてそんなこと一切考えてない桜華がズルい。

俺だけこんな感情ぐちゃぐちゃにされてるのがズルい。

そう考えていた。

「蓮、私がこうしてるの、嫌?」

桜華は俺から離れながら言う。

「・・・・・・嫌って・・・・・・」

別にそうでもない。

さっきみたいな嫌悪感は一切ない。

「・・・・・・嫌じゃない」

俺がそう言うと桜華は嬉しそうに笑った。

「帰ろっ・・・・・・!」

ふにゃっと笑う桜華。

俺は桜華に出会う前から何かが変わったような気がした。
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