幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編
「黃崎さんの住所の説明がいまいち分かんなくてさ。要領得るまでスマホでググってたんだよね」
うららの家は、御屋敷街の真ん中にある、一際目を引く大きな建物で、ちょっと見では美風の家を彷彿とさせた。
7人が向かっていくと、家の門の前の道路に新聞部と親衛隊の一団があって、親衛隊は、宗介と美風を見つけて団扇をパタパタさせた。
「いらっしゃいませ!。私の家じゃなくて黃崎先輩の家だけど。上野先輩、今日も決まってますね!」
一団から篠田さんが出てきて言った。
「超綺麗なお姉さんと、美形男子2名増えてますけど。もしかしなくてもモデルのRitsuと綾瀬クン?」
「こんにちは、今日はよろしく」
「今日は仰山サービスすんで。」
律と翔が言うと、女の子達がきゃあきゃあ言って、その中から、新聞部の伊鞠と桂香が出てきた。
「会いたかったわ!新星二人!。向井くんも相変わらず絶世ね。綾瀬クンは写真通り可愛い年上受けの顔立ちで……ちょっと撮らせて貰っていいかしら?」
「……モデル」
「ええけどなん?こん人達」
「西中の新聞部の加納さんと石巻さんです。上野さんと樋山さんの天敵なんですよ」
律が言うと翔が言った。
「宗介の天敵は、多分ワイの仲間やね。よっしゃ、恋取り返しちゃる。加納サン石巻サン、よろしくな。」
伊鞠は律と翔にカメラを向けて、パシャパシャと撮っていく。
宗介が言った。
「だる。さっさときり上げて帰るぞ。僕は来たくなかったんだから。」
「僕も。黃崎の家、僕入って平気なのかな。自衛しないと……」
「美風様!」
門から私服のうららが出て来て呼んだ。
「今日は来てくださって嬉しいです。新田恋はおまけだけど。準備できました!」
恋達は新聞部を先頭にうららの家に入った。