幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編

7.モデルのお仕事と翔③



 朝。
 うららと新聞部が合流して、昇降口を上がってきた。
 教室に向かう時、新聞部の部室を通り過ぎて、3−1の教室に向かう。

 恋が、机の中の物を整理していると、うららがやって来て、声を掛けた。


「新田恋!」

「あ、何、黄崎さん」

「今日はお知らせに来たの。私達親衛隊は、美風様とお近づきになるために、計画を練ってるよ。今度の日曜、買い物に付き合って貰える事になってる。」

「黄崎さんは優良株なのよ。」


 新聞部の伊鞠が出てきて言った。


「樋山くん、白王子と一緒に買い物に行く予定のために、新田さんに打診を取ることにしたの。」

「だから、お願い。一緒に買い物に付き合ってよ。あんたが行くなら美風様も行くって言ってる。」


 恋は、曖昧に笑って、いいよ、と言った。


「そうと決まれば!。私、明日のメイクバッチリ決めてかなきゃ。お洒落もするよ、楽しんでこう!」


 黄崎さんが言って、恋が曖昧な顔で居ると、美風がやって来て聞いた。


「新田さん、どうしたの。」

「あっ美風様!」


 うららがぴっと敬礼のポーズをして言った。


「買い物の件、OKだそうです!。」

「あああれ。本当に行くんだ。僕は別にどっちでも良いのに。新田さんも来てくれるの?」

「はい。新田恋に、さっき約束を取り付けました。安心してください!。」

「分かった。準備して置くよ。黄崎は何か買いたい物があるの?」

「私は、新田恋に洋服を選ぼうと思って。雑誌モデルがあれじゃあ、なってませんから。」

「そっか。分かった。じゃあそういう事でね。」


 美風と恋は、教室から出ていくうららを見送った。



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