気になるあの子の裏の顔
第一章

Prolog





Prolog





ブラウンのブレザーに、桃色のチェックのリボン。皺一つ無いパールホワイトのシャツ。ブレザーと同じブラウンのプリーツスカート。膝まで伸びた黒いソックスにローファー。

華奢な肩には、三つ編みに結われたブラウンの髪が左右にぶら下がっていて、大きな黒縁の眼鏡が後れ毛を耳もとにおしやっている。

見るからに優等生な彼女は、全校朝会で壇上で話をしている。凪城学園中等部・生徒会長の葵 更紗だ。

「本日の全校朝会は…」

マイクに向かってハキハキと話している彼女は、全校生徒の前でも臆することはない。そして彼女の透き通る声は、聞き取りやすく安らかな気持ちになる。

成績は学年トップをキープ。
どんな人にでも優しく振る舞う。
困った人が居れば手を差し伸べる。




きっと彼女は、光の中だけで生きる、完璧な優等生なのだろう。



✩.*˚



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