幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
これって、もしかして
次の日の朝。
目が覚めて、最初に思い浮かんだのは蓮だった。
昨日、家に帰ってからも何度も考えていた。
――蓮に会いたい。
ただ、それだけのこと。
そう思っていたはずなのに。
「今日も会えるんだ」
そう考えた瞬間、自然と頬が緩んだ。
自分でも少しおかしくなって、枕に顔を埋める。
「……何でこんなに嬉しいんだろ」
今までも、毎日のように会っていた。
朝、一緒に学校へ行って。
授業を受けて。
放課後、一緒に帰る。
それが当たり前だった。
なのに最近は、その一つ一つが楽しみになっている。
急いで支度をして、いつもより少し早く家を出た。
いつもの道を歩く。
少し先を見ると、蓮がいた。
その姿を見つけただけで、胸がふわっと軽くなる。
「おはよう、蓮」
「おはよう」
いつもの声。
いつもの笑顔。
それなのに。
会えたことが嬉しくて仕方なかった。