先輩、好きでいるのやめてもいいですか?
好きって言うのも私から。

連絡するのも私から。

帰りの約束をするのも私から。


告白だって私からだったし……。


「しょうがなく私と付き合ってるのかな……」
「先輩もそこまでヒマじゃないでしょ……」


私もそう思いたいけど……。

スマホを眺めてみても『おはよう』のメッセージすらない。私から送らなければ、なんのアクションも無いんだから。

付き合って一ヶ月ってことも、ユウマ先輩はきっと覚えてない。


クールでのんびりしていて、必要最低限のことしか話さないけど、すごく優しいユウマ先輩。

その優しさに私は何度も助けてもらった。

それから好きになって、ユウマ先輩に告白したんだけど……。


「はあ……」


記念日なのに、こんな気持ちになるなんて。

私がもう一度机に突っ伏すと、美和が「ねえ」と声をかけてきた。

顔を上げれば、にんまりと笑う美和。


「押してダメならなんとやら、よ」
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