その絶対的な瞳に囚われて
「ねぇ……、こんなこと、他の男にもやってるの?」


甘い雰囲気が漂ってきたころに、ふと紫杏さんに聞かれた。


「…え?」


こんなことって…ぎゅってすることかな?


「そんなの… 紫杏さん限定ですよっ……?」


こんなの、簡単にするものじゃないから。


この人が、運命の人だって…思っても、良いのかな…。


「っ……。」


紫杏さんが、耳まで真っ赤にした。


ふふふっ……照れてるのかな?


「可愛いですね、紫杏さんは」


私はそっと微笑んで、距離を置く。


「そんなの、初めて言われた」


そうなのかな……?


いや、でも紫杏さんは可愛いっ…。


暗闇の中で、私たちだけが光をともっていたんだ。
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