《バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!》美憂が生まれて、華の子育て奮闘記♪
満那人君がゆっくり話し始めた。



「僕は円香さんが好きです。僕のお母さんになってほしいです。



たけど、僕のお母さんは僕を生んで亡くなった。



だから円香さんが赤ちゃんを生んで死んだら嫌だから、



だから弟も妹もいらない。


赤ちゃんは生まないでって言ったんです。



本当は兄弟がほしい。」



満那人君はそう言って泣き出した。



佐野先生はあまりの驚きで開いた口が塞がらなかった。



『満那人そんな風に思っていてくれたんだ。



私嬉しいよ。満那人のお母さんにしてくれるかな?』



満那人君が頷いた。



『私満那人の母親なのに満那人の気持ち、全然わからなかった。



これじゃ母親失格だよね。


それから華さんごめんなさい。



華さんの幸せが羨ましくて、意地悪な事一杯言ってごめんなさい。



沢田先生にも謝らないとね。』



佐野先生が優しい顔になる。



『満那人ごめんね。』



泣いている満那人君を佐野先生が抱き締めた。



そこに一輝と霧島さんが現れた。







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