calendar〜学校で大人気の週間男子達から溺愛されてます!?〜

自己紹介

「それじゃあ、これから一番前の席から順に自己紹介をしていこうか」

担任の先生の言葉で、1年A組の初めての自己紹介タイムが始まった。

出席番号順に、緊張した面持ちで壇上に上がっていくクラスメイトたち。

そして、ついに私の順番がやってきた。

(うぅ……やっぱり大勢の前で話すのって緊張するなぁ……)

深く息を吐き出し、トコトコと壇上へと歩みを進める。

とにかく噛まないように、落ち着いて話すことだけを頭の中で唱えていた。

「周防暦です。趣味は読書で、まだ分からないことばかりですが……みんなと仲良くなれたら嬉しいです。よろしくお願いします!」

ペコリとお辞儀をして、ほっと胸を撫で下ろす。

無事に言えてよかった……と安心しながら席に戻る私を追うように、教室のあちこちから小さなささやき声が漏れ聞こえていた。

「……ねぇ、あの子めちゃくちゃ美人じゃない……?」

「なんか派手に飾ってないのに、すごく品があって可愛い……」

「やば……一瞬で引き込まれたんだけど……」

な、なんか言われてる⋯ひ、批判じゃないと良いなっ⋯

「……暦、相変わらず無自覚なんだから……」

隣の瑚夏が呆れたように、でも嬉しそうに小声で囁いてくる。

「え? うぅ、やっぱり緊張した〜! 変なこと言ってなかったかな?」

「ふふっ、全然! すごーく素敵だったよ!」
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