加納欄の入院 シリーズ32シーズン4
「お前が変なもん覗いてるからだろ」

大山先輩が言う。

「覗いてません!」

南署に戻ったあたしは、大山先輩を睨んだ。

「たまたま見ちゃっただけです!」

「ふ~ん」

「なんですか、その顔」

「別に」

「それに、なんで知ってるんですか?」

「タカから聞いた」

やっぱり!

「もう! 高遠先輩!」

大山先輩が、クッと笑った。

「羨ましかったのか?」

「なっ……」

あたしは、大山先輩を見た。

大山先輩も、あたしを見る。

「…………」

「…………」

大山先輩の顔が、ゆっくり近づいてきた。

あたしは、そのまま目を閉じた。

ヤッタァご褒美!
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