最強男子の過保護な溺愛が止まりません!
第十二話 朝の迎えと、反撃のはじまり
目が覚めたとき、最初に見えたのは見慣れない天井じゃなくて、自分の部屋の白い壁だった。
でも次の瞬間。
昨夜のことが一気によみがえって、私はばっと起き上がる。
「……先輩!」
部屋を見回すと、ベッドのすぐ横。
床に背を預けたまま、氷河ノ先輩が静かに眠っていた。
「ほんとにいた……」
当たり前なのに、なんだか変な気分だ。
こんな近くで朝を迎えるなんて、心臓に悪すぎる。
制服姿のまま眠っている先輩は、起きているときより少しだけ無防備に見える。
長いまつげ。
整った横顔。
静かな寝息。
「……きれい」
ぽつりとこぼした瞬間。
「朝から何見てる」
「きゃっ!?」
思いきり飛び上がった。
先輩の目、開いてる。
しかもめちゃくちゃ普通にこっち見てる。
「お、お、おはようございます……!」
「おはよう」
低い声。
朝なのに破壊力が強い。
「いつから起きてたんですか」
「さっき」
「うそです絶対」
「半分な」
「また半分!」
もうやだ。
この人、朝からずるい。
先輩はゆっくり立ち上がると、軽く肩を回した。
「体痛くないですか」
「少し」
「ですよね!? だからベッド使ってって言ったのに」
「使わなくて正解だった」
「なんでですか」
「隣でお前が無防備に寝てたら、たぶん寝られない」
「……っ!!」
だめ。
起きて数分でこれは無理。
「先輩、朝から心臓に悪いです……」
「お前が悪い」
「なんで!?」
「顔赤い」
「それは先輩のせいです!」
小声で抗議すると、先輩は少しだけ口元をゆるめた。
その笑い方がまた悔しいくらいかっこいい。
「とにかく」
先輩はすぐ真顔に戻る。
「変なことはなかったか」
「うん。たぶん、朝まで何も」
「そうか」
ほんの少しだけ、先輩の肩の力が抜けた気がした。
「スマホ見せろ」
「はい」
寝る前に来ていたメッセージ以降は、何も増えていなかった。
それでも先輩はしばらく画面を見つめてから、ゆっくり返してくる。
でも次の瞬間。
昨夜のことが一気によみがえって、私はばっと起き上がる。
「……先輩!」
部屋を見回すと、ベッドのすぐ横。
床に背を預けたまま、氷河ノ先輩が静かに眠っていた。
「ほんとにいた……」
当たり前なのに、なんだか変な気分だ。
こんな近くで朝を迎えるなんて、心臓に悪すぎる。
制服姿のまま眠っている先輩は、起きているときより少しだけ無防備に見える。
長いまつげ。
整った横顔。
静かな寝息。
「……きれい」
ぽつりとこぼした瞬間。
「朝から何見てる」
「きゃっ!?」
思いきり飛び上がった。
先輩の目、開いてる。
しかもめちゃくちゃ普通にこっち見てる。
「お、お、おはようございます……!」
「おはよう」
低い声。
朝なのに破壊力が強い。
「いつから起きてたんですか」
「さっき」
「うそです絶対」
「半分な」
「また半分!」
もうやだ。
この人、朝からずるい。
先輩はゆっくり立ち上がると、軽く肩を回した。
「体痛くないですか」
「少し」
「ですよね!? だからベッド使ってって言ったのに」
「使わなくて正解だった」
「なんでですか」
「隣でお前が無防備に寝てたら、たぶん寝られない」
「……っ!!」
だめ。
起きて数分でこれは無理。
「先輩、朝から心臓に悪いです……」
「お前が悪い」
「なんで!?」
「顔赤い」
「それは先輩のせいです!」
小声で抗議すると、先輩は少しだけ口元をゆるめた。
その笑い方がまた悔しいくらいかっこいい。
「とにかく」
先輩はすぐ真顔に戻る。
「変なことはなかったか」
「うん。たぶん、朝まで何も」
「そうか」
ほんの少しだけ、先輩の肩の力が抜けた気がした。
「スマホ見せろ」
「はい」
寝る前に来ていたメッセージ以降は、何も増えていなかった。
それでも先輩はしばらく画面を見つめてから、ゆっくり返してくる。