私たちはただの友達…
◆◇◆


「こんにちはおばさん……(しろ)はもう起きましたか?」


 私は家の中の人を呼ぶために、チャイムを押した……


「あら……アーちゃん、篠亜(しのあ)を起こしに来てくれない?もう何度呼んでも起きなくて……」


 昔からの顔なじみのおばさんが、私を温かく迎えてくれた……


 私は靴を脱いで、幼馴染の寝室に上がった……


 そして、足で枕を蹴り飛ばしてベッドから落とした……


「いい加減起きろ、このバカ犬!!!」


「うわっ!!! 勘弁してくれよパンダ! お前、頭おかしいんじゃないか!?」


「おばさんが何回起こしに来たと思ってるの……だから足で起こしてるんでしょ……」


 私はもう一度足を振り上げた……篠亜(しのあ)は慌てて着替え始めた……


 これが、私がいつも経験している日常だ……


 こんにちは、皆さん……意外に思うかもしれないけど、私とこいつは幼馴染だ……私たちはずっと真逆の存在だった……性格も、趣味も、話し方も、ましてや名前だって……
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