your side
アネキはバイトの話しをあっさりOKした

この時点で…気付くべきだったんだ…

オレは浮かれていたんだ

「バイトがんばってね」

優しい笑顔で言ってくれるアネキに素直に喜んだ

ある日の事だった
オレはカウンセリングに付き添いいつものように窓からミキを見ていた

「城崎さん?」

看護士の人が慌ててオレの所に来た

「お姉さんどこ?」

「え?今入りませんでしたか?」

「中待ち合いで待たれてるはずなのにいないのよ」

「え?…」

それから30分くらいしてアネキは戻って来た

何も言わないその横顔が冷たかった
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