きみと、どうかしてる。

「必要になるに決まってんじゃん、お前が本気になる女は全員クソめんどくせーんだから!俺がジャッジしとかないと、お前そのうち死ぬって!」

「は?」

「歴代彼女網羅してる俺から言わせると、千尋の場合、恋は盲目ってか、盲目になってからが恋だからな?今まで全部」

「………」

「だから、一人でぐるぐるするくらいなら早めに言っといた方がいいって。マジで。」

「………」

「で?で?そのー…あみこ?と、なにしてたん?」

「知りもしねーくせに呼び捨てすんな」

あーこれ、ダメなやつか。
俺の気持ちを尊重するより、興味が勝ちすぎてるやつだ。

一口も食べてない皿を持って、強引にでもこの場から離れようと思ったのに、

「いやいや、待てって!SDGs!!
それ食い終わるまでの間だけでいいから、先出し情報くれよ!」

「………はぁ。」

こうなった浩介は、もう俺でも止められない。


「昨日は別に……飯食っただけ」

「それ!思ってたけど、千尋昨日バイトじゃなかった?」

「そ。買い出ししてたら亜美子に会って、」

まぁ、当たり障りのないことなら。
込み入ったあの事情さえ言わなければ、ちょっと話すくらいいいか。

……次亜美子に会ったら、"大学生っぽい男に話しかけられたら容赦なく逃げろ"って言お。

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